【いいよ】パチンコ屋からの転業でコストコ小売を始めた法人に非難の声なし「パチンコ屋よりはまともな商売やろ」

　　長野市の企業、サンスターが行った業種転換は、先が見えないパチンコ業界の不況からの脱却として注目に値します。サンスターは、パチンコ店の経営から、米国発の会員制量販店「コストコ」の商品を取り扱う「コストップ長野」という再販専門店を昨年末に開店しました。この店は、近隣のコストコから商品を仕入れて販売するというビジネスモデルを採用しており、商品価格は人件費や運送費を上乗せしたため、通常のコストコ価格より約2割高く設定されています。しかし、会員制にする必要がなく、また大容量の商品を小分けにして販売する「ばら売り」を特徴としています。

　　このビジネス転換の背後には、54歳の斎藤圭司社長の強いコストコへの愛着があります。彼は自身がコストコのファンであること、そして通常の小売店に比べて参入のハードルが低かったことを業種転換の理由として挙げています。サンスターはこれまで北信地方でパチンコ店を経営していましたが、利用者の減少と売上の低下により店舗数を減少させていました。最後に残ったパチンコ店も昨年11月に閉店し、その後、内装工事や冷蔵庫の搬入を急ピッチで進め、コストップ長野を開店しました。

　　斎藤社長は、現在の店舗が成功すれば、2号店の出店を検討しているとも語っています。これは、彼の事業に対する強い意欲と自信の表れと言えるでしょう。店舗は約330平方メートルの広さで、駐車場は100台を収容できる設備を有しており、パチンコ店時代の施設を有効活用しています。また、彼は現在2トントラック1台とワゴン車2台で前橋市のコストコとを往復しています​​。

　　このように、パチンコ業からの転換を決断したサンスターの動きは、将来のビジネスモデルの一例として、注目に値します。既存の業種に留まることなく、新しい市場に挑戦することの重要性がここに示されています。また、個々の商品の価格設定や販売戦略、さらには顧客層のニーズに応えるサービスの提供など、これからの展開に注目が集まるところです。

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