【商慣習】抱き合わせ販売なんて、戦後からずっとだから！今後も続くからね！

評価 反応

分析・解析・レビュー

下記に出力します。

識者によるレビュー

なんで今頃数ヶ月前のこんな古いネタって思ったが、yahooニュースに再度取り上げられてる。

ネタ的には、もう何回も取り上げているので今更書くことも薄いが、再度書こう。

・戦後くらいまで遡るくらいの商慣習

抱き合わせ販売は、良い機械だけを売ってくれというホールよりも、ダメな機械でも普段からつきあってくれるお得意様に優先的に良い機械を卸すというのが元々の趣旨。それが、ダメな機械を用意した予定台数分売りつくすために材料にしている。売れ残ると大きな部材損が利益を食い尽くすほど発生するので、（以下略）

根底的には、

・機械販売が「受注生産」ではなく、「見込み生産」になっている。
・需要予測が難しい、販売計画が困難
・保通協、警察への申請など古い慣習によるタイムラグ
・糞台の処理、需要を見誤ることによる部材損。
・上場による必達販売台数、必達利益の存在

原因を突き詰めていくと長くなるので、またどこかで書こう。略にする。

・抱き合わせ販売条件の全国統一ルールを作り不公平感をなくそう

抱き合わせの条件は、地域エリアごとに現場の長が設定することが多い。関東地区だとこう、関西だとこうといった感じで、めざといホールが他地域の条件や例外をとりあげて、あっちはこれでOKなのはずるいだろうと文句を言っているだけ。たしかに抱き合わせの条件は全国で統一すべき。これはFが改めるべき。

・独占禁止法違反

別に罰則はない。偉い人がちょっと呼ばれて注意されるくらい。こういった文句の書かれたFAXも定期的に業界内に流布するが、もう慣れたもの。今だとネットで一般相手にも流布される。

>>1のYahooニュースの元ニュースに弁護士が解説しているが、抱き合わせでの裁判の事例はない。

被害状況がどのようなものなのか結びつけづらいのと、今後も取引しないとならない相手だから、裁判を起こして切るわけにもいかない。メーカー側としては弱小ホールくらいは切っても経営に影響はあまりない。しかもどこの大手メーカーもだいたい抱き合わせぽいことをやっているので、1社相手に抱き合わせで文句をつけづらい。

普通に抱き合わせは再開されるから。大都が150万円と新しい売り方を出してきた。これに追従するメーカーが出れば新しい売り方としてスタンダードなものになる。

・小、中台数で販売する→好評なら値段を適正価格まであげて追加販売

零細ホールが抱き合わせが嫌ならば最終的にはこういった販売が主流になるだけ。ただ、追加でも欲しいような良い機械がめったにでない。追加再販の機種は全メーカーでも年間数機種程度のため、メーカー側の方がリスクがある。

まとめると、今後の抱き合わせ販売は、条件を明確にして全国統一条件で公平に売り、例外を作らないこと。これでいいのだ。

F社は伝家の宝刀の抱き合わせ販売をしばらく封じられたあげくに、エヴァが供給過多で飽きられ、稼働が飛んでいて年末恒例のエヴァ17もエヴァ16ほどは売れそうもない。4月からの来期の業績は大幅ダウンは免れない。

当期はボロ儲けで業績大幅アップ！来期は反動で大幅ダウン！

相当なサプライズ用意していないと大口の投資機関が売り込んできそう。5月が天井だろうか。F社は、メーカー化を発表するのがサプライズ？自社版権で大型なものを次々に発表ってなったら回復しそうな感じがしないわけでもないが